今回は sluggish cognitive tempo (SCT) について記述しようと思います。
一般的にADHDは 多動性・不注意・衝動性が強い症状とされています。
しかし、衝動性が弱く一般的にいわれるADHDとは少し違うような、でも類似している。
といった症状の研究がすすめられているそうです。
その症状が、 sluggish cognitive tempo (SCT) です。
「sluggish」 は、動きののろい・機能の鈍い
「cognitive」 は、認識[認知]力[作用]の と訳すことができるみたいです。
「tempo」 は、日本語でもカタカナ語として使われますね。
日本語ではまだ正式な症状名がないみたいです。ネットで検索してもほぼ英語文の記事ばかり・・・。
では、sluggish cognitive tempo (SCT)の症状例をみてみましょう。(以下、書籍「大人のADHDワークブック」39p、引用)
○空想にふけりやすい
○ぼーっとしがち
○無遠慮に人をじろじろみることがよくある。
○動きが緩慢で、のろのろ、ぼんやりしていることが多い
○混乱しやすく、なんでもすぐに「よくわからなく」なる。
○話を飲み込むのが遅く、勘違いしやすい。
○たやすく区別できそうなことなのに、重要なこととそうではないことを分けることが難しい、注意を保つ力が弱い。
○つい最近覚えたはずのことでも思い出すのが難しいことが多い
○無口、引っ込み思案で、人付き合いを避けようとする。
○衝動的ではなく、なんでもしり込みをする。
○ADHDと合併しやすい障害はあまりみられない。
○攻撃性があまりみられない(反抗兆発症はほとんどみられない)。
○反社会性や素行性は少ない(虚言、盗み、ケンカなど)。
○不安、うつがより多くみられる。
○宿題がうまくいかないが、その理由は怠慢ではなく、 まちがいや勘違いのせいであることが多い。
確かに、ADHDと似ているような・・・、違うような・・・。
特に衝動的ではないというのが印象に残りました。衝動性はADHDの特性の一つですので・・・。
それとこの症状ADHDの「のび太型」とも、似てますね・・・。
深い関連性はあるのでしょうか・・。
sluggish congtive tempo (SCT) が気になったのは、自分がこれに近いなと思ったからです。
ADHD研究先進諸国の欧米でも sluggish congtive tempo (SCT) は認知されはじめた段階みた
いで、自分も少しずつ調べようと思います。 (英語と格闘しながら・・・)
参考文献
Russell A Barkley , PhD Christine M . Benton (ラッセル・A・バークレー クリスティーン・M・ベントン 山藤菜穂子(訳)(2015) -大人のADHDワークブック- 星和書店 pp..39-40.)
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